夫婦でお茶を楽しむ家   狭山市 平屋建て:28坪

建主さんがこだわられた唐紙です。和の色合い、模様が目立ちすぎずに主張していてとても素敵です。

障子からの柔らかい日差しも心地良いです。

 

襖を開けると茶室が現れます。

 

270角の杉柱と地松の太鼓梁が壮観です。

 

キッチン前のダイニングスペース。作業台にも使える大ぶりのテーブルが置かれる予定です。

 

棟梁の腕の見せ所。手刻みの構造体が何気なく主張しています。

吹抜けにある高窓は室温調節にも大切です。夏は風の抜け道となります。冬はファンで暖かい空気を下に戻します。

 

玄関からは曲がった廊下が更に奥に続いているように見えます。掃き出し窓を少しずらし奥行を出したい設計者の意図です。

実は行き止まりですが、庭が見える水屋を配置しています。 

 

茶室脇の路地にはつくばいやチリ穴が造られ、実に本格的です。

 

床の間の網代天井は建主さんに造って頂きました。棟梁がスライスした杉板を丁寧に組み合わせていきます。

 

十分な収納スペースのキッチンです。 寝室から続く納戸はご夫婦の和服を収納するスペースにもなっています。

 

寝室の天井も高く開放感があります。木の香りに満ちています。

 

120坪超の広い敷地を生かし、まるで以前からあったかのように、とても自然に溶け込んでいます。