そよ風の家  飯能市 述べ面積:27坪  1階:15坪 2階:12坪

コンパクトなリビングダイニングでも吹抜けになっていて開放的な空間。

吹抜けで空気の循環をしやすくする。

 

吹抜けは、家中に空気と光を送り込む。

 

リビングダイニングは家の中心にあり、キッチン、二階への階段、玄関、洗面脱衣所、吹抜けを介して、二階にもつながる。

空気が滞らず流れるようになっている。また、家のどこにいてもなんとなく気配を感じることができる。

 

吹抜けは障子の間仕切りを設けて冬場は室温調整に使える。

 

二階寝室は天井は張らず、温かい空気を集めやすくする。

「そよ風」のダクトが見えるが音は気になるほどではない。

「そよ風」を設置したので、ピーク時の数日間は冷暖房が必要になるが、何か月も使わなくなった。

 

二階フリースペースの奥はウォークインクロゼット。

夏は上がってきた暖かい空気を外に放出し、冬は上がってきた暖房の熱を集めやすくするため、間仕切りの上部はあけておく。

 

キッチンはシンプルな造作棚で使いながら自分達の感じになる。トイレはミニカウンターを設け一時置きできるので便利。

 

 

「そよ風」のしくみ    環境創機ホームページより

 

冬の日中

 

冬の日中、「そよルーフ」は発電と同時に太陽熱で空気を暖めます。

「そよルーフ」の代わりに、金属葺き屋根で同様の効果をえることができます。

暖められた空気は、ファンによって室内に取り込まれます。

床下の蓄熱層(土間コンクリート)は、暖められた空気によって蓄熱されます。

 

冬の夜

 

夜は蓄熱層からの放熱で室温を保ちます。

 

 

 

冬の夜と循環運転

 

夜に。エアコンやストーブなど暖房をつけた場合、温かい空気は天井へと上がっていきます。

循環ボタンを押すと、天井面の暖かい空気を再び床下に送り、暖房効果を高めることができます。

 

夏の日中

 

夏の日中、「そよ風」は室内の熱気のこもった空気を屋根面は排出します。

排気した空気は「そよルーフ」を冷やし、発電効果を上げます。

 

夏の夜

 

夏の夜、「そよルーフ」は冷たくなります。

これは天空に熱が放射される放射冷却と呼ばれる現象です。

「そよルーフ」の下の冷やされた空気はファンによって屋内に取れこまれます。

床下の蓄熱層(土間コンクリート)は、冷気に触れることで、蓄冷されます。